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まいぷれ編集部 さん
まいぷれ編集部 さん
2009/10/27 13:43:30
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1960年、1年間のヨーロッパ遊学を終えて帰国した画家、斎藤真一(岡山県味野~現倉敷~生まれ 1922~94)は、パリで親しくなった藤田嗣治(ふじたつぐはる)の勧めもあってたびたび北国を旅するようになりました。三味線の音色に導かれて訪れた津軽の宿屋の主人から、三味線と唄で旅を続ける盲目の旅芸人瞽女(ごぜ)の話をきき、その存在に強く惹かれ越後へと向かいます。そこで杉本キクエ瞽女と出会い、村から村をめぐる瞽女街道を自ら歩きながら、様々な証言を通してこの世をすでに去った瞽女の人生にも思いをはせ、「人なれば誰でも背負っている人生の悲しみという縮図」をそこにみた思いがしました。そして瞽女らの「生の宿命」を強く印象づける赫(あか)で次々と絵に描き、その境涯を《越後瞽女日記》にまとめました。
本展は、山形県天童市の出羽桜美術館分館・斎藤真一心の美術館の所蔵品を中心に、会期中、展示替えをしながら前後期に分け展示します。
前期は旅愁あふれる初期作や、明治吉原を再現した絵草紙の世界を中心に、また後期は赫い瞽女の作品群や、さすらいの自画像、街角の風景などを中心に構成し、画家自身の残した言葉とともに計役120点を紹介します。
[開催日]
2009/12/12~2010/2/21
前期 2009年12月12日~2010年01月17日
後期 2010年01月20日~2010年02月21日
時間 10:00~19:30
休館 12/28~1/4、18、19、27
[会場]
武蔵野市立吉祥寺美術館
武蔵野市吉祥寺本町1-8-6 伊勢丹新館7F
[入館料]
100円
小学生以下、65歳以上、障害者の方は無料
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