Let's 下町 わがまち散策
入谷・竜泉は正月の七福神巡りのコースでもお馴染み。
入谷方面は”下谷七福神”のルート、竜泉は”浅草七福神”のルートにもなるので、昔からの由緒ある神社仏閣が数多くある。
大輪の朝顔の里 「入谷」
入谷といえば「朝顔」。
入谷の朝顔は明治2、3年の頃、田園風景の中で作られていた。ところが植木屋が競って大輪の朝顔や変わり種を作ったことから評判になり、「入谷の朝顔」として一躍有名になったそうだ。
入谷鬼子母神で有名な真源寺境内で、7月上旬に行われる「朝顔市」は、毎年120店もの店が並び、盛大に行われている。
安産・子育ての神様 「入谷鬼子母神 真源寺」
鬼子母神はその昔、性質狂暴で子供を奪い取っては食べてしまう悪神であった。そのため釈迦は鬼子母神の末っ子を隠し、子を失う悲しみを実感させ改心させたと言われている。
子育ての善神になったという由来から、ツノの無い「鬼」の字を使っている。
現在は、安産・子育ての守護神として信仰されている。
下谷七福神の”福禄寿”。
所在地 台東区下谷1ー12ー16
電話 03-3841-2569
財福・食物の神 「英信寺」
弘法大師作といわれる三面大黒天が、慶長年間以来安置されている。
下谷七福神の”大黒天”。
所在地 台東区下谷2-5-14
電話 03-3872-2356
勇気・授福の神 「法昌寺」
元プロボクサーのたこ八郎(1940~1985)の菩提寺であり、境内には「たこ地藏」がまつられている。
下谷七福神の”毘沙門天”。
所在地 台東区下谷2-10-6
下谷坂本の富士塚 「小野照崎神社」
祭神は足利学校の創設者で、平安初期の学者、詩人として有名な小野篁(たかむら)。
社殿左手には神楽殿があり、日本の雅楽伝承のひとつの聖地となっている。
初夏には疫病、罪、汚れを払い、無病息災を願うものとして、「茅の輪くぐり」が行われる。
入谷の台所 「金美館通り」
入谷駅近く菓子会館の前の通りは、「金美館通り」と呼ばれる商店街。近所に住む人達の台所だ。
通り半ばには、整備された公園があり、ホッとする空間になっている。
焼きたてのパンや美味しそうな和菓子など、思わず手が伸びてしまう。
遊郭の守り神 「吉原神社」
江戸時代、新吉原には5つの神社があった。
吉原神社は、その新吉原にあった5つの神社が合わさって出来た所で、吉原遊郭の守り神であり、初午、際礼の賑わい花魁の参拝は有名だ。
浅草七福人の”弁財天”。
空飛ぶお不動さま 「飛不動尊」
飛不動の名の由来は、昔この寺の住職が大和の大峰山に本像を持って修行に行ったところ、一夜にして飛び帰り、人々に御利益を授けたことによると伝えられている。
以来、「空飛ぶお不動様」と呼ばれるようになり、信仰されてきた。
現在では、航空機の発達と空飛ぶお不動様とが結びつき、飛行機に携わる方や飛行機を利用する方が、航空安全と道中安全を願い参拝されている。
下谷七福神の”恵比寿様”。
日本の才媛です 「一葉記念館」
日本の女流作家、樋口一葉は、ここ下谷龍泉寺町(現在の台東区竜泉三丁目)に住み、この地を舞台に名作 「たけくらべ」を創作した。
「一葉記念館」には、住んでいた頃の竜泉寺町の風景を模型で再現、使用した文机等を展示している。
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